バイト掛け持ちする前に知っておきたいこと
バイト掛け持ちをする上での注意点
一つのバイトで十分な給料をもらえない場合、バイト掛け持ちをすることが多くなります。
これで満足のいく収入を得られることになるかもしれませんが、いくつかの注意点もあります。
まずは、そもそもバイト先によっては掛け持ちを禁止しているところもあるという点です。
一般的にはバイト掛け持ち自体は違法なことではありません。
しかし、仕事の内容によっては同じ業種で働くと競業になる、業務上の秘密が漏れてしまう恐れがあるといった理由でかけ持ちを禁止することもあるのです。
また、税金が発生することがあるという点にも注意しましょう。
掛け持ちとなると年間で100万円を超える収入かもしれず、その場合は住民税が発生します。
年収103万円以上で所得税の課税対象となって、扶養控除などさまざまな優遇措置が受けられなくなります。
また、年収が130万円以上となると社会保険控除の対象から外れてしまいます。
こうなると、収入が高いことで逆に差し引かれる部分が増えてしまって、手取り収入が減るという逆転現象が起きてしまう可能性があります。
バイト掛け持ちのメリット・デメリットとは?
バイト掛け持ちをするメリットとしては、やはり単純に収入アップできるという点が大きいでしょう。
予定が開いているところに他のバイトを詰めていけますので、より給料をもらえます。
また、一つのバイトのシフトが減っても、他のバイトで埋め合わせることができて収入を安定させられるというのも安心感を与えます。
それから、異なる仕事をすることによって、スキルを磨くことができますし経験を積めます。
人生の中で役立つ技術や知識の幅を広げたり、人脈を持てたりするのは後々の社会人生活の中で役立つことでしょう。
一方でバイト掛け持ちにはデメリットがあり、まずはスケジュール調整が難しくなるという点が挙げられます。
シフトが重なってしまうこともありますし、他の人とシフト調整をするのも難しくなってしまいます。
また、勤務先が増えることで移動時間が長くなって、効率の悪い働き方となってしまう恐れもあります。
無理してシフトを詰めることで、体に大きな負担をかけてしまうリスクもあります。
睡眠や息抜きのための時間がなくなって、疲れて他のことは何もできない状態に陥ってしまうこともありえます。
掛け持ちしやすいバイトの条件
掛け持ちしやすいバイトの条件としては、まずシフトの自由が利くという点が重要です。
自分の希望を出しやすい、できれば月の途中でも変更ができると働きやすいでしょう。
また、自宅から、もしくは2つのバイト先の距離が近くて移動をスムーズにできるというのもポイントです。
無駄な時間と体力をかけずに済みますし、同じ日に働くことも可能となります。
さらに、あまり体力を使わずに済む仕事を選ぶことで、負担を減らせるでしょう。