バイト禁止の高校で許可をもらうには
バイトが禁止される理由
晴れて高校生になり、大人としての自覚もできてきたのでアルバイトをして将来の展望を固めたいという高校生も多いのではないかと思います。
高校生と言えば16歳から18歳からですから、分別もでき、将来自分が何をやりたいかを見極めていくことのできる年ごろでもあります。
ところが、高校によってはアルバイトを禁止しているところがあります。
なぜアルバイトが禁止されているかと言うと、大きな理由のひとつは「学業がおろそかになる」ということにあります。
高校生の使命は、もちろん「学業第一」ですので、アルバイトに熱中してしまって万が一学業がおろそかになると、高校生としての本業を果たせないことになります。
学校側としては、在学生徒が学業を大事にして才能を十分に生かせるためにアルバイトを禁止しているわけですから、むやみに反発するのも良いことではありません。
もう一つ、高校が恐れているのは「アルバイトを許可することによって学校の風紀が乱れる」ということです。
アルバイトをしてお金を得ることによってさまざまな誘惑が出現し、高校生としての道徳に悪影響を及ぼす可能性があることは否めません。
特に私立の高等学校の場合、風紀が乱れてしまうと学校の評判を落としてしまうことにもなりかねず、これが理由でアルバイトを禁止していることがあります。
学校だけではなくて、保護者がアルバイトを好ましくないとしている高校もありますので、「バイト禁止」と言われた場合には「何故なのか」をじっくりと考えてみることが大切です。
バイトの許可を貰う方法
「アルバイト禁止」とされている高校でも、例外が認められていることもありますので、諦めずにアルバイトの許可をもらう方法をさぐってみましょう。
学校側としても、基本的にはアルバイトを禁止していても、正当な理由さえあれば学生のバイトを認めることが多いものです。
例えば「学費を稼ぐため」といった理由があれば、高校側としてはこれを阻む正当な理由はどこにもありません。
また、「将来の就職のため」というのもアルバイトの許可をもらうための正当な理由の一つです。
企業の中には、学生時代からアルバイトをしている学生を優先的に採用しているところも多く、高卒からそのまま就職する際にはアルバイトの経験が大きなメリットとなります。
ですから、将来を見越して本腰を据えてアルバイトをするのであれば、高校側としてもむやみにアルバイトを禁止できないことも多いのです。
学業に支障が出ないことを高校側が心配しているのであれば、アルバイト先のシフトに融通ができて、テストなどに影響が出ないことを証明することも必要かもしれません。
このためには、高校での学業成績を優良に保っておくことも重要なポイントとなります。